はじめまして
君の瞳にへのへのもへじです
第八感
人間には生まれながらにして五感が備わっている
- 視覚
- 聴覚
- 味覚
- 臭覚
- 触覚
でもその昔、私たち日本人は第八感まで使いこなせていたらしい
そんなに感覚が存在するなんて知らなかった
私が知ってるのはせいぜい第六感までだ
私にはその第六感までがある
第六感・・・直感、霊感、虫の知らせ
第七感・・・チャネリング
第八感・・・創造、具現化
こんな感じだろうか?
間違ってたらごめん
本当は第八感まであるってことは、私にもいつか使えるようになるだろうか?
不思議な体験
これまでに私は不思議な体験をしたことがある
私には第六感まである
でも、霊能力の類はない
私に備わってるのは直感だけだ
夫と結婚するかなり前の話だ
二人で夜景を見に行ったことがある
そこはかなり変なとこだった
車が1台しか通れないような細い道で、ちょっと怖かった
駐車場に車を止めて階段を上って夜景を見に行く
きれいな星空と街の明かりがとても素敵だった
車に戻ろうと階段へ向かった時だった
夫が道のない方向へと歩いていく
危ないよ
私は夫の腕を引っ張った
何が起こったのか理解できない
夫はそこに道があったと言う
でも、私にはそんなもん見えなかった
私が腕を引っ張らなかったら、夫はそのまま転落してた
またあの細い道を通る・・・
道路に出るまで安心できなかった
私が学生のときの話だ
ちょうど就活をしていた頃で、警察官の1次審査の合否が発表される日だった
私は自転車で学校に向かう
思えば、めっちゃ汚いしよく失明とかしなかったなって感じだったが
鳥の糞が目に入った・・・
うわあぁぁぁぁ
私はパニックになった
学校に遅刻するわけにもいかず、必死に拭いてそのまま自転車を漕ぎだした
昼休みに学校のパソコンで試験の合否を確認したら、1次試験に合格してた
まさか、あれが知らせだなんてことはないよな・・・
ってことがあった
社会人になってからの話
ある雨の日に、車で職場に向かってた時のこと
右折するのに横断歩道の前で停止する
この時、私は人なんて見えてなかった
雨で視界が悪かったが、そういうことじゃない
人が横断歩道を渡ってるのが本当に見えなかった
私の中では、人がいないので通って良し状態
それなのに、私はどうしてもそのまま通れないと思った
ゆっくりゆっくりアクセルを踏み、そして停車する
次の瞬間、人が横断歩道を渡っているのが見えた
私は心臓が止まるかと思った
だって、その人は私の目には急にそこに現れたように見えたから
瞬間移動でもしたんじゃないかって思うくらいだった
わけもわからず停車したことで、人をはねなくて済んだ
意味もなくブレーキを踏んだかのように思えたことが、まさか危機一髪みたいなことになるとは
めっちゃ怖かった
説明できない
そんなわけで、私には説明できない経験が意外にもある
ここからは私の直感が役に立った話をする
夫には、私の話は信じてないわけじゃないけど、実際のところわからんって言われた
そんな夫を鳥肌もんにした話がある
結婚して何年かした頃、あんずちゃんと三人で食事に行ったことがある
食事を終えて駐車場に向かってる時、右斜め前方に男性と女性がいた
(その二人は知り合いとかではなさそう)
問題なのは男性の方だった
この男はヤバいと思った
その男の横を通る時に緊張が走る
私はナイフとか出されても対処できるようにリュックに手を掛けた
気づいたことを悟られないように普通に振舞った
無事にその男の横を通り過ぎて車に戻ることができた
そこからしばらくして、何となく夫に言ってみた
あん時ヤバい奴いなかった?
夫は驚いた様子だった
「いた」
「え?何でわかったの?」
夫もその男が怪しいと思っていたらしい
夫は人間の行動原理を勉強してるのと、格闘技をやってる
経験と知識から判断したらしい
私は完全に直感だ
私の場合、心臓がドクンと異様な音で鳴るのだ
たぶん身の危険を感じた時だけだと思うけど
夫は
「二人ともそう思うならたぶん合ってるよ」
「見て、鳥肌立ってるんだけど・・・」
「きみのその直感、信じてないわけじゃないけど俺にはわからなかったから」
夫はその一件で私の直感を真に理解してくれた
夫が、男は
「こっちが気づいたなら向こうも絶対気づいてる」
「ターゲットを変えたか、そもそも俺らを狙ってたわけじゃなかったかも」
三人のうち、夫と私が気づいて戦闘態勢に入ってた
それだけで、身を守ることができた
引っ越して新しい家になった時の話だ
最初はやたらに泥棒にマークされてたっぽい
変な印をつけらてたり、玄関ドアにセロハンテープを貼られてたことがあった
もちろん、警察に電話して来てもらった
人生においてこんなに警察に電話することになるなんて思ってもみなかった
ある時、洗濯物を干す準備でベランダを拭いてた時
何気に視線を落としたら、知らない男がごみ置き場のところから私を見ていた
その男とバチっと目が合ってしまった
眠かったこともあり、目つきが悪いまま
ああ?なんだてめぇはよ?と思いながら睨んだ
私が目を逸らさずに睨んでたので、その男は去っていった
仕事から帰ってきた夫に話すと
「そいつたぶん空き巣だよ」
な、なんですと?
「顔も見られたしもう来ないと思うよ」
夫によると、そいつは偵察に来ていたようだ
えっめっちゃ怖いんだけど・・・
幸い、空き巣に入られたことはない
その1年後くらいかな?
母の病院の送り迎えをした時のこと
原付バイクの男が目に入る
そいつを見た瞬間、何か気になる
しかも、ずっと同じ方に向かってる
私が曲がってもついてくるし、スピードを落としても抜かさない
何かおかしい
実家に着いて駐車場に入れようとしてる時もそいつはいつまでも停車してた
こっちを見てる
明らかにおかしい
車を半分入れたところで、まだそいつがこっちを見てる
私はまた心臓がドクンと鳴った
こいつまさか・・・
私が警戒していつまでも車を入れないので、その男は少し離れた
それでもまた停車してこっちを見てる
私もそいつを見てるので、とうとう原付を走らせた
私はこのまま降りたら、たぶんそいつはすぐ戻ってくると思った
だからそのまま出掛けることにした
当然、夫に話した
「物盗りかなんかだな」
これも空き巣の偵察も12月だった
12月は最も警戒せねばならん月だ
良い年を迎えられるように無事に年を越さねばならん
こんなこともあって、毎年12月になると、いつもよりも警戒心を強める
昨年も無事に年を越せたことに感謝したい
たとえ第六感が働かなくても、夫のように経験と知識で危険を回避することはできる
ぼーっと歩くな
警戒心を持て!!
おわりっ
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