嫌なことからは逃げたっていい

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はじめまして

君の瞳にへのへのもへじです

学校に行きたくない

中学生の頃、心の底から学校が嫌いだった

中1の頃はまだそこまでじゃなかったけど、中2は酷いもんだった

毎日が地獄みたいなもんだった

クラスに全然馴染めなかった

中学になってから、朝起きれなくなった

憂鬱で朝なんかこなければいいって思ってた

なんで朝なんかくるんだろう・・・

朝がきたら学校に行かなくちゃいかんのだ

金曜日は嬉しかった

その日を乗り切れば休みだから

日曜日の晩は最悪だったな

次の日学校だと思うと吐き気がする

嫌なわりに早く登校してた

教室にあるロッカーからその日に必要な物を自分の机に移動させるために

それが終われば朝礼まで別のところで時間を潰す

何でそんなことするかって?

私はある男子から嫌がらせを受けてた

いじめってほどじゃないけど凄く嫌だった

そもそもいじめってどっからがいじめなの?

本人が嫌だと思えばいじめだってんならあれもいじめになるな

私のロッカーはちょうどそいつの席の近くだった

そいつがいる限り、私は自分のロッカーから荷物を取り出すことなんてできんのだ

だったら早く来てそいつが登校する前に荷物を運ぶしかない

毎日、吐きそうになりながら学校に行った

休み時間はずっと一人で本読んでた

だってやることないから

本を読むのは嫌いだった

それよりも苦痛な時間を何とかすることの方が、あの時の私にとっては最重要事項だった

そんなわけで、年間たくさんの本を読むことになった私に文章力がついた

嫌なことを役に立つことで埋められたのはよかった

登校拒否という選択

正直なところ

登校拒否が頭をよぎった

それでも、当時の私にはそんなことできなかった

今の苦しい状況から逃げ出したとしても、一時楽になるだけだからだ

なんの解決にもならん

私の中でこうあるべきという人生を送るには

こんなところで挫折することなんてありえんって思ってた

今、登校拒否なんかしたら

高校に行けない

ってことは大学に行けない

ってことは就職できない

私の人生終わりだな

中学2年生がそんなこと考えながら生きてんだよ

結婚してから、兄にそんなこと言ったら

「お前そんなこと考えてたの?」

って言われた

私がそんなこと考えて生きてきたなんてこれっぽっちも思ってなかったらしい

私は家族にバカ扱いされてきたから、そんなこと考えてるなんて思わないだろうよ

夫にもびっくりされた

「誰もがきみようにそんなに強くは生きられないよ」

って言われた

私は別に強いわけじゃない

できることなら嫌なことからは逃げたいに決まってる

それでも、私の未来がこんな奴のせいでダメになるなんて冗談じゃないって思っただけだよ

クラスに馴染めないだけで、嫌がらせする奴がいるからって

何で私の人生まで台無しにされなきゃいかんの?

意味わかんないんだけど

中3のときのクラスメイトに登校拒否してる人がいた

私は一度も会ったことがない

とうとう卒業までその人が登校することはなかった

私はその人がどんな進路を選んだのか気になってる

登校拒否してる同級生は何人かいた

噂で、私に嫌がらせした奴が1年の時に女子生徒を登校拒否に追い込んだって聞いたことがある

そんなことして何が楽しいんだか?

本当かどうかなんて知らんけど、私はそいつに嫌がらせを受けたってことだけは事実だ

私は同じ中学の人が少なそうな市外の高校をわざわざ選んで受験した

なのにそいつと同じ高校に通う羽目になった

幸い高校3年間、隣のクラスだったけど同じクラスになることはなくてよかった

私は高校では剣道部だったし、生徒会もやってた

中学の時に失ったものを少しずつ高校で取り戻したのでそいつのことなんか眼中になかった

逆に何か言ってきたら叩きのめしてやる自信はあった

そいつが、修学旅行の班決めの時に、はぶられてて泣きながら入れてもらった

ってことを友達に聞いてスカッとした

因果応報だな

耐えられることには限度がある

たぶん周りから見たら、私は強い人判定されんだろうな

高校だって社会人になったって吐きそうになるくらい耐えたことはある

でも、私は精神的にかなりもろい人間だってことは言っておきたい

それでも耐えられたのはこうあるべきという人生設計があったからだ

そのレールから外れるわけにはいかなかった

ただそれだけだよ

父には公務員になれって言われたけどなれなかった

私をバカだと思ってたのによくそんなこと言えたよなって思う

「みんながみんな、きみのようには生きられないよ」

って夫に言われた

普通にみんな頑張れるでしょ

私を特別扱いするなって思った

でもさ、耐えられない人もいるし挫折する人もいるってことを知った

私のように耐えて良かったねって言えることばっかじゃない

逃げてもいいってことを知る

何が何でも立ち向かってく必要なんてなかった

結局、私も社会人から逃げて専業主婦になってるしね

夫に言われる

「あの時、きみが登校拒否しないで頑張ったことは凄いけど

たとえ、きみが学校に行かなかったとしても、別の人生を切り開いたと思うよ」

人生に絶対なんてもんはない

絶対だと信じてるからそうなるだけだ

私だってもう働きたくないし働かないって決めた時があった

そんな人間でも今ブログ書いてるしやりたいことがある

嫌なことから逃げるな

常識みたいに言われてたから耐えるのは当たり前だと思わされてた

でもさ、人によって耐えられることって違うよね

これは耐えられるけどそれは無理ってこともある

そもそも何で耐える必要があんの?

耐えて得られるもんを秤にかけて見返りが大きいから頑張れるんであって

何の意味もないもん耐えてどうすんの?

いじめに耐えた見返りは?

上司からの嫌がらせを耐えた見返りは?

みんなが悩んでるその人間関係

耐えたら何かいいことでもあんの?

別に立ち向かう必要なんかないよ

逃げればいい

逃げ癖がつくのはよくない

何がよくないんだよ?

だって嫌なんだもん

自分の心傷つけてまで耐えなきゃならん理由を言ってみろ

おわりっ

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