はじめまして
君の瞳にへのへのもへじです
高校受験
私の頭で行ける高校ないかなって不安だらけだった頃
どんな高校があるのかも知らんかった
ただ、同じ中学の人が多い市内の高校になんか行きたくない
そんな時、農業高校の体験入学的なものがあるって知る
農業高校かぁ、なんか面白そうだな
母も一緒に行くってことで体験してきた
なんか楽しかった
母にも「ここいいじゃん!」って言われた
他に行きたい高校もないし、ここに受験を決めた
そしたら、私の中学からの受験者多くね?
普通の学校じゃないから人気が高い
当然、倍率も高い
当たって砕けろ方法で、農業高校に受験する生徒はみんな推薦がもらえた
だが、私は落ちた・・・
普通に試験を受けなきゃいけなくなった
まじかよ・・・
また面接受けるのか
勘弁してくれっ( ノД`)シクシク…
本当かどうかはわからんが、推薦に受かったのはある運動部連中だった
全体的に運動部が強いとかは全くない高校だったが、その部だけはそれなりだった
スポーツ推薦というものはなかったが、同じようなもんだったんじゃないかって思う
それから、普通に試験を受けても受かりそうな人も落としたとか
あくまで、噂だし本当のことなんてわからん
でも、なんで落ちたのかわからない人がいたのはホント
なんでこいつが受かったんだって思うやつがいたのもホント
合格発表当日
めちゃくちゃ緊張した
両親に車で送ってもらって見に行った
受験番号を発見したときには叫びたいくらいだった
嬉しかった
でも、あんずちゃんが受験に失敗したことを知る
嬉しい気持ちは申し訳ない気持ちに変わった
その後、私が受かったお祝いなんてしなかったし終始気まずい空気だった
両親からおめでとうって言われた記憶もない
複雑な思いを引きずりながら、私は高校に入学することになった
農高生になった
農業高校は農高と言われることが多い
いちいち農業高校なんて言ってられんからな
農高に入学する前、必要な物を買い揃えに行ってきた
面白いのが、作業着や白衣があること
こんなん初めて着るわ
私の場合、白衣はほとんど着なかったけど、作業着はめっちゃ着た
最初はこんなん着るの恥ずかしいなって思ってた
でも、この高校では当たり前の光景だ
ちょっと笑っちゃう((´∀`*))ヶラヶラ
作業着姿が普通になるとは、一般の高校生から見たらおかしいだろうな
異様な光景に見えるが、楽しそうで良いなとも言われる
変わってて面白い
クラスも科ごと分けられてるから、他の科の人と同じクラスになることがない
それも面白い
部活、委員会、もともと友達、知り合いでもない限り交流することなどない
狭い世界に入れられた感じがする人もいるかもしれない
でも、私はいいんじゃないかって思う
だって、いくら同じ学校で同学年だって言ったところで、どれだけの人と関われるの?
中学見てればわかる
一言もしゃべらず卒業した人もいたし、会ったことない人もいた
名前も知らない人もいたし、認識すらしてない人もいたかもしれない
大して変わらんわ
畑をもらう
1年生のうちは、科とか関係なく1人1つ小さな畑を与えられる
自分の畑を管理するのだ
毎日の観察とお世話をする
収穫するまでは毎日学校に来るのだ
休みも関係ない
めっちゃすごい
休みだからってだらだら寝てられん
畑のお世話に行かねば!
面白いでしょ?
夏の収穫に向けてスイカやトウモロコシ、枝豆なんかを植える
私の畑は土が良かったのか、立派な作物ができた
夏休み前に収穫するので、夏休みのお世話はない
部活があったから学校には行ってた
夏休みが終わると
今度は冬に向けてキャベツ、カリフラワー、大根などを植える
冬の収穫は母には喜ばれた
一生懸命、毎日お世話をしてすくすく育っていく過程が見れるのは楽しい
私は、小学校や中学校でも何らかの植物、作物を育ててた
でも、こうやって私だけの畑を与えられたのは初めてだった
自分のお世話次第でその結果が変わるとしたら、まあ、頑張っちゃうよね
雨で靴や靴下が汚れることもあった
汚れるのは嫌だったけど、みんなもそう
今思い出しても笑っちゃう
そんなこと普通の高校じゃ経験できないもん
自分だけの畑を与えられてお世話から収穫までを一人でやる
何かを成し遂げるってすげーって経験をした私って凄い
おわりっ
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