はじめまして
君の瞳にへのへのもへじです
絵を描くことが好き
昔は絵を描くことが好きだった
漫画チックな絵を一生懸命練習してた
でも、絵が上手いわけでもないし得意ってわけでもなかった
ただ、好きだったから描いてた
顔しか描けなかったから描いても上半身までだった
全身なんて描けなかった
描いたとしてもバランスは悪いし、手も適当だし不気味な絵になった
それでも、好きってだけで一生懸命描いてた
中学生になって、最初は絵が好きだって言って描いてた
同じクラスの子で、私と同じように漫画チックな絵を描いてた子がいた
その子は美術的な絵も上手だった
自分の絵が下手だってことを思い知った
あぁ、こんな絵を描いてる自分が恥ずかしい
中学では美術の授業にデッサンの時間があった
そんな風に描いたことなかったから、自分がいかに描けないかを知った
私って絵の才能なかった・・・
小学生の時に、私の描いた絵が何かに選ばれてどっかに飾られたことがあった
たった一度だけだったけど、そんなことがあった
まあ、いい夢見させてもらったよ
そん時は本当に嬉しかった
描いたものはもうないけど、今でもどんな絵を描いたかはふんわり覚えてる
それだけ嬉しかったってことだ
誰かに認めてもらったり、評価してもらえるってことがどれだけ自信に繋がるか
だけど、私は絵が下手くそだった
あの時選ばれたのは、たぶん個性的だったからだろう
自信に繋がったように見えた私の向上心は中学でポッキリ折れてしまった
自分の絵の下手さに嫌気がさして、私は絵を描くことが嫌いになった
歌が好き
私は歌が好きだった
たぶん、芸術とかが好きだったのかもしれない
この頃はカラオケなんてもんも知らなかったから、学校で習った歌を一生懸命歌ってた
音楽の時間だけじゃなくて、朝の会とか帰りの会みたいな時にも歌ってたから楽しかった
自分が上手いかどうかはわかんなかったけど、とにかく何でも一生懸命だった頃だ
ピアノを習わされてけど、正直ピアノはあんまり好きじゃなかった
楽器よりも歌が好きだった
中学までは音楽の時間に先生がピアノを弾いて細かく教えてくれた
2年生の選択授業に音楽をとって歌ってたくらい好きだった
合唱コンクールでクラスで歌ったのと選択授業のメンバーで歌ったのと2曲も披露した
高校の選択授業でも、音楽をとった
でも、高校の音楽の先生はなんか微妙な感じだった
全然楽しくなかった
音楽を楽しもうって授業じゃなくて、できるかどうかしか評価されなかった
今まで、音楽を楽しんできたのに高校では楽しめなかった
私は少し音楽が嫌いになった
私はあんまりカラオケに行ったことがなかった
芸能関係に疎かったから、アーティストもそんなに詳しくなかった
カラオケで歌えるもんがなかった
社会人になってからカラオケに行く機会が増えた
当然、歌えるもんないからズッコケられる
夫とも何度か行ったことあったけど、酷いもんだった
裏声ばっかでまともに歌えん
合唱みたいにしか歌えんのだ
そっから一生懸命、曲聴きまくって覚えた
何となく歌えるようになった
夫はカラオケが好きだったからよく行った
でも、ある時気づいた
自分が喉音痴っぽいことに
聴いた音を再現できない
音をよく外す
自分でもそう歌いたいわけじゃないのにって思って嫌になった
ピアノでちゃんと音の確認して、ピアノに合わせて声を出さないと正確に歌えないことが判明した
なんてこった・・・
声も喉から出してるからつらい・・・
歌うことが楽しくなくなった
合唱とかの方が私には合ってる気がする
今では音楽を聴いて口ずさむ程度だ
音楽は好きだけど、歌うことをやめた
好きなことって何だ？
私の好きなことって・・・？
趣味って言えるようなもんがない
何かに没頭できるものが私にはない
漫画とかアニメは好きだけど、何でもいいわけじゃない
こだわりが強いからかなり限定される
ミュージカルとかも好きだけど、別にチケット取って観に行ったりはしない
いつか劇団四季を観に行きたいとは思ってるが、趣味に出来るほどでもない
映画を観に行くのも好きだけど、頻繁に行ってるわけじゃない
好きなことはいっぱいある
でも、どれも趣味って言えるほどじゃない
趣味って言ってもいいのか？
私はいつも自分の趣味はこれですってはっきり言えなかった
え？趣味？何だろう・・・
って考え込んでばかりだった
趣味って言葉に惑わされてるだけなのか？
もしかして、そんなに重く考えなくてもいいのか？
趣味がない自分をつまらない人間だってずっと思ってた
没頭できるもん見つけたい
おわりっ
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