はじめまして
君の瞳にへのへのもへじです
芸能人
私は子どもの頃、芸能人が何なのか全然知らなかった
あの頃は、アニメや漫画に夢中で他のものを深く考えたことがなかった
ドラマを見た記憶はある
でも
え?あの人死んだのに何でテレビに出てんの?
って本気でびっくりしたことがあった
後にあれはドラマというもので演技をしているだけということを知った
本当にわけがわかってなかった
それくらい、興味がなかった
音楽もそうだった
学校で習う歌も教えられるままに歌った
歌は好きだったから、楽しかったし一生懸命歌った
でも、それが歌手とかアイドルが歌ってるものだってことは全然知らなかった
そもそも、そんな情報をどっから仕入れてくるんだ?
って芸能人の存在を何となく理解したとき、不思議でならなかった
小学校の高学年くらいから、何だか私の知らない話がでてくるようになった
知らないグループ名や芸能人の名前を聞くようになった
私が知らないって言うと、驚かれてザワッとした
「本当は知ってるんでしょ?」
「知ってるのに知らないって言ってるだけでしょ?」
まじうっざ
がちで知らないのに嘘つき呼ばわりかよ
(この気持ちは今の私の気持ちであって、当時は困惑してただけだった)
その名前を聞いた夜、たまたまテレビでその人を見た
ああ、この人がそうかって本当にその時に初めて知った
芸能人を知らないってことが、こんなに変人扱いされるのかって嫌になった
小学生だよ?
アニメの話とか、外で遊ぶとかもっと楽しいこといろいろあるでしょ
芸能人の話をされると、知らないし興味ないから急につまんなくなった
中学生になっても、芸能人に興味を持たなかったしアーティストとかも全然知らなかった
唯一印象に残ったのが嵐だった
結成記者会見をハワイでやってたのが印象的だった
嵐がデビューした年を調べれば自分がいくつの時だったかわかるけど
歳がバレるので曖昧なままにしとく
私もまだ子どもだったし、興味もなかったからいちいち自分がいくつの時かなんて覚えていない
ただ、当時リアルタイムでそれを見てて、何でか記憶に残ったことだけは覚えている
だからといって嵐のファンになることはなかった
相変わらず興味はアニメや漫画だった
芸能人事情に疎すぎて、周りがどんどんそういう話ばかりをするようになったのが嫌で
私は一時期アニメ以外のテレビを見るのを控えたことがあった
芸能人を毛嫌いするようになってしまった
混同
少しずつ芸能人への抵抗を緩和していった頃
私はドラマをよく見るようになった
大人になってからは、毎週楽しみにしてたドラマがたくさんあった
だからといって誰かのファンになったりはしなかった
この人のこの役が良かった
それだけの感情しか芽生えることはなかった
芸能人にキャーキャー言ったり、追っかけをしてる人の気持ちは理解できなかった
私が興味あるのは作品であって、その人じゃない
人生初めて、あるアーティストのライブに行った
会場に行く途中、彼氏(夫)にそのアーティストの名前をだされた
誰それ?
私がそう言った瞬間、絶句された
「今からライブ見に行くアーティストの名前くらい知っといてよ」
ゴメンとは思ったけど、ライブってそんな熱狂的なファンじゃなきゃ行っちゃいけないの?
と思いながらも、確かに名前を知らないのは失礼だったなと反省した
私の興味は人ではなく、作品なんだってことがよくわかった
私は人の名前を覚えるのが苦手だ
興味がないからだ
何か話題があると、芸能人だとここまで騒ぐかってくらい連日報道したりする
結婚、離婚、失言や不倫・・・
誰かが結婚したら、ファン辞めるとかショック受けるとか
よくわからない
この人はテレビに映ってる時は、好青年で爽やかなのに性格悪いらしいよって話はよく聞く
私も一時、この人こんな人なんだって思ったこともあった
でも、そんなの仕事だから演じてるだけじゃん
求められてることに応えてるだけだよね?
「誠実である必要はない」
芸能人だって普通の人間なんだし
例えば
不倫したって大騒ぎするけど、当事者同士の問題であって
別に私は迷惑かけられてないし
私にとっては、そのことで降板させられたりして作品のイメージを壊される方が問題だ
その作品に罪はない
その作品見たら不倫したの思い出しちゃう?
集中できないなら見なきゃいい
そんな雑念抱きながら作品を見るもんじゃない
私が興味あるのは作品だけど、他の人はそうじゃないらしい
その人に何を求めているんだろうか?
テレビに映っているイメージのまま、プライベートも過ごしてほしいと思っているんだろうか?
だとしたら、なんて身勝手でわがままなんだろうか
芸能人だって人間だから、恋もする
アイドルの恋愛禁止にしたって、恋心を否定することなんて誰にもできない
芸能人にだってプライベート、プライバシーはある
それを否定する人間はファンなんかじゃない
人間、後ろめたいことの一つや二つあるもんだ
そんな完璧に生きられるわけがない
本当は誰も誰かを批判することなんてできないんだと思う
つづくっ
次回の投稿は
11月15日(水)10時です
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